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第22回絵画切手展へようこそ。絵画切手展は2003年に初めて開催して以来、今回は第22回開催となります。ミニペックスは競争展とは異なった自由奔放な作品も魅力的です。継続して開催できましたのは、皆さまのご支援と会員諸氏の出品への努力により続けられました。引続きのご支援をお願いします。ご参観の皆さまには作品観賞をお楽しみ頂ければ幸いです。 JPS絵画切手研究会 作品の著作権は、各作品の出品者にあります。作品の一部や全部について、許諾を得ない複写や転載はおやめください。 |
タイトルをクリックすると作品が鑑賞できます
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★ 上村松園の美人画 〜小型印&定常変種〜 2フレーム(32頁) | 江村 清 |
今年は女性として初めて文化勲章を受章した美人画家・上村松園の生誕150年です。彼女の作品は切手にも数多く採用され、絵画切手展では既に4作品を小型印採用しており、今回は《春芳》を採用しています。 また、郵趣6月号掲載の、1965年切手趣味週間『序の舞』のグラビア切手「定常変種」について調査・分類し展示しました。 |
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★ 国宝絵画 〜古代壁画から鎌倉絵画まで〜 3フレーム(48頁) | 豊田 邦子 |
切手に描かれた国宝絵画を、時代を追って鑑賞していきます。現在の国宝は文化財保護法によって指定されていますが、この法律制定のきっかけとなった法隆寺金堂壁画を序として、高松塚古墳など古代壁画から鳥獣戯画、紫式部日記絵詞など鎌倉時代前半の絵画までを取り上げてみました。 | ||
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★ 切手類による日本美術史 原始時代〜飛鳥時代 5フレーム(87頁) | 猪口 泰典 |
日本美術史を切手だけで表現するにはあまりにも材料が少なく、ハガキ類や風景日付にも助けをもとめました。 特に風景日付は地元に密接にした、画題が取り上げられているため、大いに助けられました。 |
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★ 安藤広重生誕200年 5フレーム(80頁) | 猪口 泰典 |
生誕200年記念としてのオムニバス切手を、テーマ別に作品を並べています。 オムニバス切手とは、多くの国が、同一のテーマでほぼ同時期に発行する記念切手を「オムニバス切手」といいます。その発行形態ゆえのボリューム感や多彩さなどが魅力です。一方、これらの切手は各国の郵便局によって認可されたが、その大部分は当該発行国内では販売されず、切手収集機関 IGPC によって切手収集市場に配布されたのみです。 |
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★ 葛飾北斎没後150年 1フレーム(16頁) | 猪口 泰典 |
没後150年記念としてのオムニバス切手を、発行国順に並べています。48/58頁を展示。 | ||
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★ フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ 1フレーム(12頁) | 川辺 勝 |
ゴヤは、スペイン王室の宮廷画家として多岐にわたるジャンルで独創的な芸術を築き上げました。また、「最後の 巨匠」であると同時に「最初のモダニスト」と評されます。 肖像画で個人の内面を深く描き出し、また、戦争の悲惨さや社会の暗部を主題とするなど、従来の古典的な様式から脱却しました。 その表現の自由さと、人間の本質に迫る 鋭い洞察力は、後のロマン主義、象徴主義、表現主義といった近代絵画の潮流に決定的な影響を与え、近代美術の幕開けを告げた画家として高く評価されています。 この作品はゴヤの絵画をジャンル別に展示しています。 | ||
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★ グスタフ・クリムトとその時代 1フレーム(16頁) | 槇原 晃二 |
クリムトは、豪華絢爛な「黄金様式」による装飾的な作風と、官能的・象徴的なテーマが特徴です。 日本美術からも影響を受け、独自の画風を確立した彼の作品は、19世紀末ウィーンの退廃と革新を映し出し、女性の美しさやエロティシズムを率直に描きました。 深い精神性や象徴性を込めた作品は、今なお多くの人々を魅了し続けています。 | ||
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★ ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 3フレーム(48頁) | 猪口 泰典 |
没後100年記念としてのオムニバス切手を主体として、ゴッホの生涯を年代順に作品を並べています。 | ||
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★ パリ青春のアトリエ[洗濯船]と[蜂の巣] 4フレーム(64頁) | 西野 昭夫 |
1900年パリ万博終了後、各国の芸術家たちがパリを目指してやって来た。 最初はモンマルトルのおんぼろ長屋「洗濯船」で、1910年頃にはモンパルナスに移り、その拠点はパリ万博のパビリオン再利用した「蜂の巣」であった。 この二つのアトリエを中心に19世紀末から1930年代までに活躍した各国の若き芸術家たちから、やがて20世紀を代表する巨匠が生まれることになる。 若き日の芸術家たちの軌跡を作品で辿ります。 | ||
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★ 幻想の巨匠たち:シュルレアリスム絵画切手の旅 1フレーム(16頁) | 沖 政広 |
夢や無意識、偶然を取り入れたシュルレアリスムは、現実を超えた独自の世界を築きました。 本作品では、ミロ、マグリット、ダリらの作品を通じて、幻想と現実が交錯する旅へと誘います。 | ||
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★ 自由気ままに、趣味を楽しむ −郵趣とのコラボ− 1フレーム(16頁) | 小関 加夜 |
私には、趣味と呼べるものがいくつかあります。切手収集、読書、手芸、あとは、趣味とは言えないと思いますが、学ぶことです。 メインの趣味は切手収集なので、「趣味は、自由気ままに楽しむもの」との思いから、切手収集=郵趣と他の趣味をコラボしてみました。 | ||
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★ 多種多様な郵趣材料で楽しむ名画 4フレーム(64頁) | 江村 清 |
本作品は日本画・西洋画の「一枚の名画」に対して、多種多様の郵趣材料を用いて、各種サイズ(シングル・ワイド・ダブル)のリーフに展示して、角度を変えて「名画」を楽しもうというものです。なお、展示する「名画」は研究会員で選定したBEST50絵画と、本展示会の展示作品の中から選定し、歴史順に日本画・西洋画を展示しています。 |
![]() デザイン:澤口尚子 |
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小型印のテーマは毎回、切手になった絵画に描かれた女性から選んでいますが、今年は上村松園画「春芳」(1940年制作)(2012年「国際文通週間」にて発行)です。 | パンフレットはこちら |